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04.09
Sat

加茂 (かも)

カテゴリ:加茂
京都、賀茂川の上流にある加茂神社の縁起を通して、日本の神を知らしめる清冽な能。
静寂な舞台の正面に矢立台が置かれます。この能を象徴しています。

播州、室の明神の神職が加茂神社に参詣します。室の明神は加茂神社の分社だからです。
水桶を手に二人の里女が現れます。加茂の清らかな水を神に奉げるためです。
折しも盛夏、加茂の流は清く涼しく神域をさえ感させます。女は御祖の神の化身です。
川岸に祭壇が設けられ矢が祭られています。神官が矢の謂れを訊ねます。
「昔、秦の氏女という女が朝夕毎に加茂の水を汲み神に捧げた。ある時、矢が流れ来て水桶に入った。女は矢を持ち帰り軒に差す。女は間もなく懐胎し男の子を生んだ。この子三歳の時、矢は轟音を発して天に昇り別雷の神となった。母もその子も神となった。加茂三神である」女はこう語り、鴨川の色々な呼び名や都の山あいを流れる川の名を連ね謡います。色々な流れが連想されます。聞きどころです。
神職は女の身分を問います。
女は、やごとなき神」と答え神隠れします。

神々しい雰囲気の中、末社の神が現れ加茂神社の謂れを語り神職を慰めようと舞を見せる。
やがて浮きやかな囃子に乗って清らかに美しい御祖の神が現れ、天女の舞をあでやかに舞い、別雷の神の出現を促します。
雷神の出現は急調の早笛で登場、豪快に「舞働」を舞い、息もつかず雷鳴の轟を、舞いに見せ国土を守護する誓いをのべ虚空に上がっていきます。雷神は雨を司る神であり、雨は五穀豊穣の象徴です。


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